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「8050問題」への支援について研修

  • 執筆者の写真: あさひ訪問看護ステーション
    あさひ訪問看護ステーション
  • 9月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月3日

9月の研修は、精神科看護の分野で30年以上のキャリアを持つベテラン看護師が講師として実施しました。今回は、社会問題ともなっている「8050問題」(80代の親が50代の引きこもりの子どもを抱える問題)や、引きこもり支援について深く学ぶ貴重な機会となりました。

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「引きこもり」は病気ではない?

研修で最も印象的だったのは、「引きこもりは病気ではなく、現象概念である」という言葉でした。つい、診断名や病気に当てはめて考えがちですが、引きこもりという状態の背景には、様々な要因が複雑に絡み合っています。この視点を持つことで、画一的なアプローチではなく、一人ひとりの状況に合わせた支援の重要性を改めて認識しました。


伴走型支援と「寄り添い」の力

内容では、特に「伴走型支援」の重要性を強調されていました。これは、私たちが支援対象者の「隣にいる」というスタンスで、急かすことなく、その人のペースに合わせて関わっていくことです。焦らず、ただ寄り添うこと。これは簡単なようで、非常に深い意味を持つ言葉だと感じました。

また、訪問看護師として特に心に留めておきたいのが「あの人に会えてよかった」と心から思ってもらえるような声かけや接し方です。この言葉は、私たちが提供するケアが単なる医療行為ではなく、人と人との温かい繋がりであることの大切さを改めて感じました。


支援の第一歩:丁寧な情報収集

そして、これらの支援を可能にするための出発点となるのが「情報収集」です。ご本人だけではなく、ご家族を含めた関係性、生活環境、これまでの経緯など、多角的に情報を集めることで、初めて本当に必要な支援が見えてきます。

今回の研修は、訪問看護師としての専門性を高めるだけでなく、人として、どのように他者と向き合うべきかを深く考えさせられる内容でした。学んだことを日々の業務に活かし、「あの人に会えてよかった」と思ってもらえるような看護を提供できるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。

 
 
 

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